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眠る電球
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No.208

下巻のコンテが途中で行き詰まったためプロットまで戻って二人の感情を色々整理してる。
モノローグって「本人の意識に上ってること」しか言葉にできないから、月島から鯉登への愛情(広義)をモノローグに…載せられない…! 本編の月島のしんどい所はどう見ても鯉登のことがめちゃくちゃ大事なのにその感情をほとんど言語化できていないどころかモノローグさえ最終話の(いつもまっすぐなひとだな…)でようやく、なあたり自認もできていなかったんじゃないかという所。

本当に辛かっただろうなと思ってしまう。自分がこれと決めたはずのことに(鶴見中尉にどこまでもついていき自分の命を中尉のために使うことに)ちゃんと進んでいるのにどこかから辛さが湧いてきて心がバラバラにされるみたいなのを想像してしまう。
月島が己の感情をなかなか言葉にしないことや暴走列車後ずっと一人で函館にいたことを非難する向きもあったけれど私はそうではなく、死刑になったり甘い嘘をつかれたりして自分の望みや大切な物を何度も諦めざるを得なかった結果自分が本当はどうしたいのかを考えないようにしてしまっている姿が悲しかった。
だからやっぱり月島の心が最後に救われて本当によかったと思うし、それを鯉登に救われたと一言でまとめるのは多分少し単純すぎていて、「自分のしたいことを自分で選べるようになった結果、今まで何度となく差し伸べられてきた鯉登の手をついに躊躇わず取ることができた」という形の救済だったと思う。鯉登というまっすぐな青年がいなければ辿り着けなかった幸福であるのは間違いなくそう。

そんなことを考えながらコンテを練ってるうちに昨日で最終話から3年を迎えたんですね!!
バナこまケーキの話してる場合じゃなかったな 相変わらずびっくりするほど月鯉が大好きなので二人に乾杯します

なんでも

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