鶴に只々ついて行ってた頃の月には「どう生きればいいのか」と迷うだけの心の余白さえなかったはずで、その余白は313話から314話までの間に長い停滞を挟むことで初めて生まれたものだと思う そしてそのぽっかり空いた部分で「私のちからになって助けてくれ」を受け入れることができたんだと思う
No.38, No.37, No.36, No.35, No.34, No.33, No.32[7件]
71話扉懐かしいな 初見の頃まだこの辺りではツキシマという個のキャラクターを認識してなかったので(鶴や二階堂はともかく何でこの人がこの位置…??)ってなった
実写ゴカム観ました!!!
いろんなメディアミックスがあっても結局原作に帰ってきてしまうタイプのオタク、特に実写は普段ほとんど映画を観ないのもあって自分はほぼ客層から外れたものと思ってたんですが、推しの映画オリジナル戦闘シーンがとても良いという噂を聞いてしまい……ええ……結果的にどこもかしこも良すぎて一週間で3回くらい観てしまったんですけど……
やっと感想がまとまってきたので一気に書きます。気分で加筆修正するかも!
※観たいように観ているためいろんな点で偏っています
※映画になっていない原作部分にも言及します
《杉元》
キービジュの杉元ちょっと…顔が…可愛すぎないか…!?というほのかな心配があったんですが、そういう所に関係なくスクリーンで喋って動いてるのを見れば見るほど好きになってくるので俳優さんて凄いなと思いました。
川で砂金を採ってる冒頭シーン、漫画と比べて杉元のテンションがだいぶ抑制されてるな~という第一印象だったんですが、おかげで直前の二百三高地との間に動と静のコントラストを感じる。
「戦場で生き残ることにあれだけ執念を燃やしていた『不死身の杉元』が、言葉通り生き残った後に一体何を抱えているのか」という謎が自ずと浮かんで、映画のラストに繋がっていくんだなぁ。
《月島》
ツキシマ・クドウ・ハジメ最高すぎた……
月島は事前情報の時点で「見た目は敢えて漫画に寄せない」という方向性をはっきり感じたので、逆に顔や身長以外のどの辺で月島みを出してくるんだろうという興味がありました。その結果、
・鶴見中尉の側にいつも控えている寡黙で優秀そうな部下
・戦うと強い 感情が見えず容赦ない
この辺の要素が押さえられてるとちゃんと月島に見える!!という感動があった。
あと声! 実写月島も低くて硬質でとても好きな声だったよ。「駆け落ちしよう」の囁きもぜひ工藤阿須加でお願いします。
そしてめちゃくちゃ楽しみにしていた馬橇のシーン、杉元と同じくらいの体格の月島が殺(や)り合ってる……体格差の無さもシチュエーションも何もかもが新鮮 凄い 敵の幹部クラスに主人公とほぼ同レベルの戦闘要員がいるって視覚的に分かりやすい
狭い橇の上で右手にナイフ持って近接戦闘→揉み合い中に右手が封じられる→左手で顔面をタコ殴り
の流れの間あまりにも表情が「「「無」」」すぎて これこれ月島はこの怖さよ……!!ってなりました。というかこの時の月島、鶴見中尉に「死ぬまでに刺青のありかを聞き出せ」って言われてるはずなんですがこの連続殴打&首締めの勢いだとうっかりキルしない?大丈夫?
それだけ重めにダメージ与えないと危険って判断したんだねきっと(うっかりキルは父親でやったので多分同じ轍は踏まない)(このシーン例の回想で既視感出してきそう……)
そしてここで容赦なくぶつかりあった月島と杉元も大泊の追跡/逃走ではお互い動きを止めてしまう一瞬があるんだろうか。カットしないでほしい~~さりげないけど好きなシーンなんだ……!
上の戦闘シーンはもちろんなんですが
・杉元を取り押さえつつ、喚く二階堂兄弟に視線を向ける時の顔(無表情な中にほんの少し苦々しさの混ざる流し目がたまらなく好き)
・馬橇に鞭打つ瞬間の「ハッ!」(あっすごい良い声だこの人…ってなるシーン)
・部下の中でただ一人鶴見中尉と並んで銃器を検分する時の側近感(ここと廊下のシーンで鶴見中尉との顔の位置関係に新鮮味を覚える)
この辺を何度でも観たくて回を重ねてるとこがある。今後のあらゆるシーンが楽しみなんですが、さしあたり秋のドラマでは夕張と旭川が確実に観れそうなので、実写でも月島軍曹の内面描写や人間関係が広がっていく(マイルドな表現)のを心待ちにしてます。
《二階堂》
まだ身体のどこも欠けておらず薬もやってない頃の二階堂浩平がどんな風に戦うのか沢山観れて熱かったです。文章にすると切ないな。
師団の中ではテンション高めキャラの双子だったけど、手投げ弾の連係プレーとか、杉元の部屋に改めて忍び込む時の静かな声遣いとか、何より馬橇の上での執念深すぎるアクションとか、そういう所で本気になったときの強さ怖さを感じました。
《白石》
白石~~~!ノリで銃弾にチュッはずるいよ!!!?
鉄格子が変形しない代わりに本人の頭がちょっと変形してる……あのヌッタァのスライディング、何か既視感あるなと思ったらイルカショーでプールサイドを腹ばいになって滑るイルカだこれ。
《細かい感想いろいろ》
・初見の日、アシリパさんとレタラが別れるシーンで号泣してしまった
・杉元の過去描写今回だけでだいぶ詳しかったけど、おかげで杉元もアシリパもそれぞれに孤独だったところから今の相棒関係になったのを噛みしめることができて関係性オタクに刺さりました
・あと杉元がコタンを出て行くまでの決心から、目を覚ましたアシリパさんが誰もいない部屋をじっと見つめるまでのシーン、映像がすごく良かったなあ……情報量が多いから台詞がいらなくて漫画ゴカムの演出と相性がいいね……
・そういえば谷垣も初期の頃ならではの怖さがあったなと思い出しました。止め足を見抜いて「賢いな」と呟きつつ迷わず木の上を見上げる元マタギの谷垣……
・登場シーンの少なさに対してビジュアル再現度が高すぎてびびった人:アチャ、後藤、笠原、終盤にちょっとだけ出たカノちゃん
・映画観終わった後にだいたい食べたくなってる物:あったかい蕎麦、つくね入りスープ、すき焼き
* * *
そしてついに鯉登少尉殿来ちゃうな~~!!!もうこの世界のどこかに鯉登役の俳優がいるんだな>ドラマ予告
予告でちょっと映ったあの走り、多分偽犬童の所へ駆けつけるシーンだろうけど飛行船や稲妻強盗でも見せてくれるやつですよね?
月島がそうだったように鯉登の顔、というか眉もいっそギリギリまでリアルに寄せてほしい。そして鯉登は確かに公式美形青年だけど、彼の美しさは細さとか女性らしさとはまた別物だと思うので「スチェンカで勝てる男」の説得力を何卒……あとはゆくゆくあの180cmでかつよ月島の消耗しきった心にまっすぐ触れることができるだけの内面的エネルギーもお願いします……映画良すぎたせいで願望が止まらないよぉ
いろんなメディアミックスがあっても結局原作に帰ってきてしまうタイプのオタク、特に実写は普段ほとんど映画を観ないのもあって自分はほぼ客層から外れたものと思ってたんですが、推しの映画オリジナル戦闘シーンがとても良いという噂を聞いてしまい……ええ……結果的にどこもかしこも良すぎて一週間で3回くらい観てしまったんですけど……
やっと感想がまとまってきたので一気に書きます。気分で加筆修正するかも!
※観たいように観ているためいろんな点で偏っています
※映画になっていない原作部分にも言及します
《杉元》
キービジュの杉元ちょっと…顔が…可愛すぎないか…!?というほのかな心配があったんですが、そういう所に関係なくスクリーンで喋って動いてるのを見れば見るほど好きになってくるので俳優さんて凄いなと思いました。
川で砂金を採ってる冒頭シーン、漫画と比べて杉元のテンションがだいぶ抑制されてるな~という第一印象だったんですが、おかげで直前の二百三高地との間に動と静のコントラストを感じる。
「戦場で生き残ることにあれだけ執念を燃やしていた『不死身の杉元』が、言葉通り生き残った後に一体何を抱えているのか」という謎が自ずと浮かんで、映画のラストに繋がっていくんだなぁ。
《月島》
ツキシマ・クドウ・ハジメ最高すぎた……
月島は事前情報の時点で「見た目は敢えて漫画に寄せない」という方向性をはっきり感じたので、逆に顔や身長以外のどの辺で月島みを出してくるんだろうという興味がありました。その結果、
・鶴見中尉の側にいつも控えている寡黙で優秀そうな部下
・戦うと強い 感情が見えず容赦ない
この辺の要素が押さえられてるとちゃんと月島に見える!!という感動があった。
あと声! 実写月島も低くて硬質でとても好きな声だったよ。「駆け落ちしよう」の囁きもぜひ工藤阿須加でお願いします。
そしてめちゃくちゃ楽しみにしていた馬橇のシーン、杉元と同じくらいの体格の月島が殺(や)り合ってる……体格差の無さもシチュエーションも何もかもが新鮮 凄い 敵の幹部クラスに主人公とほぼ同レベルの戦闘要員がいるって視覚的に分かりやすい
狭い橇の上で右手にナイフ持って近接戦闘→揉み合い中に右手が封じられる→左手で顔面をタコ殴り
の流れの間あまりにも表情が「「「無」」」すぎて これこれ月島はこの怖さよ……!!ってなりました。というかこの時の月島、鶴見中尉に「死ぬまでに刺青のありかを聞き出せ」って言われてるはずなんですがこの連続殴打&首締めの勢いだとうっかりキルしない?大丈夫?
それだけ重めにダメージ与えないと危険って判断したんだねきっと(うっかりキルは父親でやったので多分同じ轍は踏まない)(このシーン例の回想で既視感出してきそう……)
そしてここで容赦なくぶつかりあった月島と杉元も大泊の追跡/逃走ではお互い動きを止めてしまう一瞬があるんだろうか。カットしないでほしい~~さりげないけど好きなシーンなんだ……!
上の戦闘シーンはもちろんなんですが
・杉元を取り押さえつつ、喚く二階堂兄弟に視線を向ける時の顔(無表情な中にほんの少し苦々しさの混ざる流し目がたまらなく好き)
・馬橇に鞭打つ瞬間の「ハッ!」(あっすごい良い声だこの人…ってなるシーン)
・部下の中でただ一人鶴見中尉と並んで銃器を検分する時の側近感(ここと廊下のシーンで鶴見中尉との顔の位置関係に新鮮味を覚える)
この辺を何度でも観たくて回を重ねてるとこがある。今後のあらゆるシーンが楽しみなんですが、さしあたり秋のドラマでは夕張と旭川が確実に観れそうなので、実写でも月島軍曹の内面描写や人間関係が広がっていく(マイルドな表現)のを心待ちにしてます。
《二階堂》
まだ身体のどこも欠けておらず薬もやってない頃の二階堂浩平がどんな風に戦うのか沢山観れて熱かったです。文章にすると切ないな。
師団の中ではテンション高めキャラの双子だったけど、手投げ弾の連係プレーとか、杉元の部屋に改めて忍び込む時の静かな声遣いとか、何より馬橇の上での執念深すぎるアクションとか、そういう所で本気になったときの強さ怖さを感じました。
《白石》
白石~~~!ノリで銃弾にチュッはずるいよ!!!?
鉄格子が変形しない代わりに本人の頭がちょっと変形してる……あのヌッタァのスライディング、何か既視感あるなと思ったらイルカショーでプールサイドを腹ばいになって滑るイルカだこれ。
《細かい感想いろいろ》
・初見の日、アシリパさんとレタラが別れるシーンで号泣してしまった
・杉元の過去描写今回だけでだいぶ詳しかったけど、おかげで杉元もアシリパもそれぞれに孤独だったところから今の相棒関係になったのを噛みしめることができて関係性オタクに刺さりました
・あと杉元がコタンを出て行くまでの決心から、目を覚ましたアシリパさんが誰もいない部屋をじっと見つめるまでのシーン、映像がすごく良かったなあ……情報量が多いから台詞がいらなくて漫画ゴカムの演出と相性がいいね……
・そういえば谷垣も初期の頃ならではの怖さがあったなと思い出しました。止め足を見抜いて「賢いな」と呟きつつ迷わず木の上を見上げる元マタギの谷垣……
・登場シーンの少なさに対してビジュアル再現度が高すぎてびびった人:アチャ、後藤、笠原、終盤にちょっとだけ出たカノちゃん
・映画観終わった後にだいたい食べたくなってる物:あったかい蕎麦、つくね入りスープ、すき焼き
* * *
そしてついに鯉登少尉殿来ちゃうな~~!!!もうこの世界のどこかに鯉登役の俳優がいるんだな>ドラマ予告
予告でちょっと映ったあの走り、多分偽犬童の所へ駆けつけるシーンだろうけど飛行船や稲妻強盗でも見せてくれるやつですよね?
月島がそうだったように鯉登の顔、というか眉もいっそギリギリまでリアルに寄せてほしい。そして鯉登は確かに公式美形青年だけど、彼の美しさは細さとか女性らしさとはまた別物だと思うので「スチェンカで勝てる男」の説得力を何卒……あとはゆくゆくあの180cmでかつよ月島の消耗しきった心にまっすぐ触れることができるだけの内面的エネルギーもお願いします……映画良すぎたせいで願望が止まらないよぉ
灯台守の夫婦が娘の話をするのをじっと聞いてるツキシマ、大切な人の生死が分からない苦しみに共鳴してるのもあるだろうけど、もしあの子との駆け落ちをやり遂げていたら今目の前で泣いているような境遇の人間を自分が作り出していた可能性がある、という所まで考えていそうで二重につらいな
新任将校にいつまでも教育係が必要なわけもなく、金塊争奪戦の事後処理まですべて片付いたらいよいよ共に行動すべき理由が無くなってしまうことに月は気づいてるし鯉も気づいてる そんな月鯉
この状態でギリギリまで両片思いを続けてほしい つらすぎる(好き)
この状態でギリギリまで両片思いを続けてほしい つらすぎる(好き)
ツルミの好きなとこ 愛を利用する人間が本当の愛を知らない…わけではなくむしろ痛いほど知りすぎてるとこ
これも先の先どころじゃない話なんですが、私が描きたい最終回直後の月と鯉はどちらも自身のことを「個人への強い執着に目が眩んで道を踏み外した人間」と思い込んでいるので、ここからお互いへの欲望を含んだ愛情を自分の中に認めるのがちょっとその 大変というか
つまり月鯉というカプの成就は、互いに次こそ軍人として模範的理想的な関係を築こうという道からの逸脱と表裏一体なんですね 何を言ってるんだ
そして二人を成就させる時には、それでもやっぱり二人はくっつくことで新しい幸せを得られると思うよ、という解を用意したいです 描けるかな(量的に)
つまり月鯉というカプの成就は、互いに次こそ軍人として模範的理想的な関係を築こうという道からの逸脱と表裏一体なんですね 何を言ってるんだ
そして二人を成就させる時には、それでもやっぱり二人はくっつくことで新しい幸せを得られると思うよ、という解を用意したいです 描けるかな(量的に)